
少し前までの僕は「働く」という言葉を聞けば
決まった時間に起きて、眠い目を擦りながら準備をして、雨の日も真夏も真冬も関係なく職場へ向かう
それが大人として当然だと思っていた
朝起きた瞬間から疲れているような感覚
休日は週に1日、すぐに終わってしまう

家族との時間はあるけれど、どこか頭の片隅には翌日の仕事が居座っている
そんな生活を長く続けていた
当時の僕は週6勤務、拘束時間も長かった
気づけば1日の大半を仕事に使っていて「生活のために働く」というより「働くために生活している」に近かった気がする
もちろん仕事自体を否定したい訳ではない
生活を支える大切な収入源だし、責任もある
僕には妻がいて子供が2人いる
守るものがある以上「しんどいから辞めます」なんて簡単には言えない
だから続けるしかなかった
疲れていても、眠くても、体調が悪くても出勤する
暑い日は汗だくになりながら、寒い日は手がかじかみながらそれでも仕事へ向かった
それが普通だった
でも今振り返ると、あの頃の自分は選択肢が少なかったんだと思う
「今の働き方しかない」
本気でそう思っていた。
副業なんて、自分には関係ないと思っていた
昔はアフィリエイトやインターネットを使った収益なんて一部の特別な人がやるものだと思っていた
パソコンに詳しい人
営業が得意な人
SNSで影響力がある人
頭が良い人
そんなイメージ
だから最初は興味があっても「どうせ自分には無理」と決めつけていた
でもある時、将来への不安が強くなった
給料は大きく増えない
物価は上がる
仕事は作業工程ばかり増えて給料は安くなるまま
子供が成長すれば教育費も必要になる
今の働き方を10年、20年続けられるかと考えた時、正直かなり厳しいと思った
そこで初めて副業を始めた

最初は当然うまくいかない
記事を書いても見られない
発信しても反応がない
時間だけが過ぎる
「何やってるんだろう」
「何か裏技とかあるのかな」
そう思った日も何度もあった
仕事が終わった後、疲れた状態で深夜まで作業することも珍しくなかった
眠い
でもやる
休日もやる
正直かなりきつかった
ただ、不思議なことに本業とは違って希望があった
積み上げたものが将来につながる感覚
頑張った分だけ可能性が広がる感覚
その感覚があったから続けられた
気づけば、副業収入が本業を超えていた

最初はAmazonアソシエイトで数百円
次はSNS+Amazonアソシエイトで数千円
そしてnoteも連携させて数万円
収益が増えていくにつれて考え方も変わった
「もしかしたら生活を変えられるかもしれない」
その期待が現実になった
副業収入が本業に近づき、やがて超えた。

あの瞬間は今でも覚えている
嬉しかったというより驚きが大きかった
本当に変わるんだな、と
昔なら考えられなかった
仕事中心だった生活が、少しずつ自分中心の生活へ変わっていった
本業の休みを増やせるようになった
無理に働く必要が減った
自由な時間ができた
ここで初めて気づいた
人は時間が増えると、心にも余裕ができる。
平日の昼間に山へ散歩に行って「自由」を実感した

今日は暑かった
というか5月に入ってからずっと熱い
5月ってこんな夏みたいな感じでしたっけ…
朝から蒸し暑くて家にいても蒸し暑い
少し気分転換したくなって、バイクに乗って近くの山へ向かった
平日の朝
道路には仕事へ向かう車
制服姿の学生
急ぎ足の人たち
以前の自分ならその中にいた
時間に追われていた
でも今日は違う
目的地も特に決めず、涼しい場所を探しながら走る
木々が増えてくると空気が変わる
街中の熱気が薄れて、湿った土の匂いがする
山道を歩くと、小さな川の音が聞こえる
岩の間を流れる水
葉が揺れる音
鳥の鳴き声
スマホの通知音より、ずっと静かで心地良い
少し歩いて、コンビニで買ったアイスを食べた

特別高いものじゃない
数百円もしない
でも妙に美味しかった
多分、味じゃなくて状況なんだと思う
平日の朝に急ぐ必要もなく、好きな場所で休んでいる
それだけで満たされる
昔ならありえなかった時間。
副業で得た最大のものは「お金」ではない
副業を始めて収入は増えた
もちろんそれは大きい
生活の安心感も変わる
でも一番大きかったのは、お金じゃない
時間だ
選択肢だ
精神的な余裕だ
子供が帰ってくる時間に家にいる
疲れていたら昼寝する
作業したければする
休みたければ休む
全部、自分で決められる
これが本当に大きい
以前は「休む=悪」みたいな感覚があった
でも今は違う
休むことも仕事の一部
体調を整えることも必要
長く続けるならなおさら。
子供の成長を近くで見られる時間は、思っているより短い

最近よく考える
子供が小さい期間って意外と短い
今は学校から帰ってきて「ただいま」と言う
一緒に出かける
話もする
でもいつか大人になる
親から離れる
それは自然なこと
だからこそ、一緒に過ごせる時間は貴重なんだと感じる
昔みたいに仕事だけで毎日終わっていたら、その時間をかなり失っていたかもしれない
収入だけ増えても、家族との時間が無ければ意味が薄い
そう感じるようになった。
あの頃の自分に言うなら「少しでも早く動け」

もし昔の自分に何か伝えられるなら、多分こう言う
もっと早く挑戦していい
完璧じゃなくていい
知識ゼロでもいい
小さく始めればいい
失敗してもいい
何もしない時間の方が後で後悔する
副業は魔法じゃない
簡単でもない
すぐ稼げる保証もない
でも、人生の選択肢を増やしてくれる可能性はある
その価値は想像以上だった。
今、こうして平日の昼間に家で記事を書いている
少し横になっていたら眠ってしまっていた
時計を見る
そろそろ子供が学校から帰ってくる時間だ
起きるか
冷蔵庫に何か飲み物あったかな
こんな何気ない日常を送れるとは、数年前の自分は想像もしなかったと思う
副業を始めて良かったかと聞かれたら、迷わず答える
人生そのものの見え方が変わった
収入が増えたこと以上に「自分で働き方を選べる感覚」を得られた
それが何より大きい
あの頃、疲れた体で仕事へ向かっていた自分へ
今はちゃんと休める日もある
山をぶらぶら歩く時間もある
家族と過ごす時間も増えた
そして、未来に対して前より少し希望を持てている
だから今日もまた、自分のペースで積み上げていく。
